なぜ子どもに教えるのに一眼レフを使うのか
教室では主にCanonの 50D を使ってこどもたちは写真を学んでいます。
たまにそれよりハイスペックの 5D markⅡ を使わせることもあります。
この2つのカメラはプロハイアマチュア向けの一眼レフで比較的高価なものです。
またレンズもプロ仕様のものを使わせています。一番高いレンズで20万円します。
これは僕が仕事で使っているものをそのまま使わせているだけなのですが、
他にあるコンパクトカメラなどを使わせないのは理由があります。
それは、これらの一眼レフがすべての面でコントローラブルだからです。
機能もシンプルで、光を素直に受けとめてくれます。
スポーツモードや夜景モードなどを使わずに撮ることによって、
今ある光が写し出す世界をこどもたちにダイレクトに伝えてくれる。
さっきは明るく写った。同じ設定なのに、今度は暗く写ってしまう。
そのときにおきる「なぜ?」が大事なのではないかと思っています。
もちろん、まだこれは仮説でしかありません。
ただ、みんなが最初に疑問としてある思う
「一眼レフはこどもには重過ぎるんじゃないか」
というのはそれほど大きな障害ではないようです。
最初の一日こそ「けっこう疲れる!」と耳にしたことはありますが
それからは持ち方のコツなどがわかってくるのか、
特に聞いたことはありません。
重い、でもやる!という気持ちが強いのかなと想像しています。
(写真はぼくが撮ったものです)