超本気でこどもに写真を教えてみることにした。

山陰の麓のちいさな町ではじまったこども向けの本格的な写真教室の報告場所です。ゲストこどもカメラマン募集中 http://codomolab.hatenablog.com/#20120228211820 I have been teaching children how to take pictures of.

小学生からはじめる写真教育

2011年1月にTumblrに載せたものを引用します。

そして2012年のいま実際にこどもたちに写真を教えています。

6歳と8歳と9歳の3人の子です。

こどもに写真を教えるにはどうしたらいいのか。

こどもにはどこまでできるのか。

その一端を紹介できればと思ってブログをはじめます。

 

カメラマンのぼくはピアノが弾けない。
でも近所の小学生の女の子は弾ける。
難解な記号を読み、両手で数多くの鍵盤を抑え、同時にペダルを踏んで、操作している。
いったい、誰がはじめに、こどもにピアノができると考え、教え始めたのだろう。
なぜか決まって、クラスに1人、弾ける子がいる。
しかもその子の音楽の成績はだいたい「5」だった。
写真はどうだろう。
大人は、こどもに写真が撮れると、信じているだろうか。
クラスの中に1人、大人顔負けの写真を撮る子がいるだろうか。
ぼくはそんな流れを、感じない。
みんな、こどもにはできない、と思っているんじゃないか。
ぼくは、できると思う。
みんなも、そのうち、できると思ってくれると確信している。
ピアノが「音」だとしたら、写真は「光」だ。
その事実だけで、すごくワクワクする。
いくらでも、このことが持つ可能性について語ることができる。
カメラは普及した。デジカメだから練習にはもってこいだ。
親がこどもを撮るために買った十分な性能を持つ一眼レフが、
使われなくなって各家庭にゴロゴロし始めだしている。
音楽家になれなかった人たちが、音楽教室を開くのと同じことが起きる。
大人がこどもに本気で教えれば、こどもはその大人を飛び越えていく。
ちいさな頃から光をきちんと見て大きくなったら、
いったいどんなものをつくってくるかわからない。
そういう未来を見つめている。
写真は、ピアノと同じように、小さな頃からはじめるものに、きっとなる。

「こども」×「写真」のことを研究する、こども写真ラボ合同会社は、
去年、パパとママのために、
100ぱーせんとコドモカメラ http://kodomocamera.jp/  にて
こどもの撮りかたを伝えてきました。
今年は、こども「に」写真を撮ることを伝えはじめようと思います。
なにかあれば info@hidamari-camera.com か、@_codomo (twitter) までお願いします。

中村こども